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種もみ

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種もみ

となみ野の風土が生んだ種もみ


富山県の有数な種もみ産地である、砺波市庄川町・
中野の種子場は、庄川扇状地の沖積砂壌土地帯にあり
ます。朝夕の露切り風※と呼ばれる風が稲の生育や稔
実に好影響を与え、粒肥大や熟色の良い種もみを育て
ています。
また、露切り風に加えて庄川からの豊富な灌漑水と水
はけの良い土質が、剛健な稲を作り、病害虫の発生の
少なくしています。

※庄川上流に吹く夏場の風は、夕方は平地から山へ、朝方は山から平地へと朝晩反対に吹きます。
 その朝方に吹く風を稲の葉や茎につく露を払い落とすので『露切り風』といいます。
 露を切り、風通しがいいことで病害を防ぎ、剛健な稲を育てます。
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となみ野の種もみの歴史


富山県の種もみ産地としての起源は、遠く14世紀末に本願寺5世綽如上人が現在の南砺市に瑞泉寺を建立するかたわら、種もみの生産に着手したとする説や、また宝暦年間(1750〜60年)に庄川五ヶ村の了恵法師や、五ヶ新村の徳右衛門が種もみの交換栽培を斡旋し、それが加賀藩内に広く普及したとする説、または善五郎と呼ばれる人が広めたとする説など諸説あります。
新しい稲の発見は、多収で病害にも強いことから、売薬商人らが商売のかたわら種もみを宣伝したことで富山の種もみが全国に普及されるようになりました。
このように長い歴史を持つ庄川、中野の種もみは、新品種の開発や様々な改良を重ねながら、その名を全国に知られるようになりました。

綽如上人像 売薬商人の使った富山の薬 種もみ発祥の地の記念碑
   ▲綽如上人像          ▲売薬商人の使った富山の薬    ▲種もみ発祥の地の記念碑
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品質を守るための徹底した管理


採種農家は、良い種もみを作るため、土づくり・種子消毒・病害虫防除・異茎株抜取・適期刈取・ 異品種混入防止など細心の注意を払いながら種もみを育てています。また、最新の種子プラントを 有し、良質の種もみだけを厳選しています。さらに、大型種子消毒施設を導入し、環境にやさしい 農業を目指し、消毒種子を提供しています。
このような徹底した生産管理と、農作物種子法と農産物検査法による厳しい圃場審査・生産物審査 並びに農作物検査・DNA鑑定による純度管理により、生産から出荷まで万全の品質管理を行ってい ます。

種子消毒施設 種子自動立体集出荷場 
   ▲種子消毒施設                               ▲種子自動立体集出荷場

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安定した生産

平成23年産種もみ生産計画 (単位 : t)
項 目 となみ野 新保 日方江 前沢 入善
うるち 2,442 618 239 279 499 4,077
も ち 152 15 5 5 34 211
2,594 633 244 284 533 4,288

庄川からの豊かな水と気象災害の少ない天候 という恵まれた環境を持つ砺波平野は、種も みの栽培環境としては最適です。
受託生産は勿論のこと当用需要にも積極的に対応するな ど、努力を重ねています。
現在はコシヒカリ(採種計画の約60%)を 中心に、38品種の種もみを生産しています。

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